このボトルはプルトニーのシングルカスクで、60周年を迎えたフランス・パリの酒販店ラ・メゾン・ド・ウイスキー向けに詰めたシングルカスク。 2004年ヴィンテージの12年熟成で、シェリーカスク熟成、アルコール度数は61.3％とかなり高めです。 プルトニーの素晴らしいボトルはバーボンカスクであることが多いため、失礼ながらあまり期待せずに飲みました。 【テイスティング】 信玄餅の黒蜜ときな粉、ブリニーな潮風、濃いインスタントコーヒー、半生の枝付きレーズン、砂糖水、芳香剤のようなフローラルさ。 平坦な印象で、アルコールの強さは度数ほど感じない。 とにかく樽の影響が強く、かなり甘口のシェリーカスクのウイスキー。 ブリニーな感じが少しあり、かろうじてプルトニーの個性だと思えるが、ブラインドではまず当たらなそう。 最近のヴィンテージの濃口シェリーカスクは、ネガティブな要素が少なくいいものが増えていますが、これもそんな1本でした。